この話は①~③(主に②と③)で終わるつもりだったのだけど、このブログを読んだ知人に「分かりにくい」と突っ込まれてしまいまして。
私なりに冷静で公平な書き方をしたかったので仕方ないのですが、確かに分かりにくいので、やや私見が入ってしまうが少しだけ追記します。
まず、講演などで手を支えてもらわずに文字盤やパソコンを使っていることについて。
これは特に驚きません。不特定多数の前で、介助者に触られること無く、長文を話す(orパソコンで打つ)だけでいいなら、簡単に出来ます。
事前に文章を覚えさせておく方法もありますし、気づかれないように指示を出せればアドリブをきかせるのもそう難しくありません。私は施設勤めなので、利用者さんを厳選すればもっとうまくやれるかもしれませんね。重度自閉症の方を5人ぐらい集めて「徹底討論。利用者が自らの言葉で施設サービスのあり方を語る」とかやれば、お客さんは喜びそうです(もちろんやりませんよ)。
要は私の懸念どおりなら、東田直樹さんが「誰かのインプットした音声や文章を再生するだけの機械」として扱われてるんじゃないかという事です。私の感覚では本人が嫌がるそぶりを見せれば疑問を感じると思うのですが、多くの人にとっては「機械が不満を訴えることより、自分にとって心地よい話が聞けるかどうか」の方が重要なことのようです。
かなりキツイ例えをあえてしますが、『他人のIpodで音楽を聴いてる』ようなもんでしょうか。
それっぽいことを見せておいて、後は当たり障りが無いことを言ってれば、事実検証などされずとも、まわりがどんどん祭り上げてくれるわけです。殆どの人はメディアが取り上げたり、どこぞで講演してれば盲目的に事実だと思いますからね。
一応断っておきますが、これはあくまで私の仮説でしかないですよ。こう考えるといろいろ辻褄が合うというだけです。事実が検証されない以上、「正しい」という仮説が成り立つのと同様に、「間違っている」という仮説も立つわけです。詳しくは、これまでのエントリーを読んでください。
ただ一言言わせて貰うと、盲目的に信じれおられる専門家の皆さんは、今すぐ専門家の看板をおろして「自閉症好きな気のいいおっちゃん&おばちゃん」ぐらいにされてはどうでしょうか。
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